FP岩崎の「知っトク通信」(社会保険加入メリット)

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パート、アルバイトとして働く場合に「社会保険」の加入に迷われる方も多いと思います。

今回は、社会保険に加入(社会保険料を負担)した場合に得られるメリットについてお伝えします。
配偶者の扶養範囲でいる場合と、パート、アルバイト等で社会保険の適用者となった場合を比較してみましょう。

健康保険について
①傷病手当金
病気やケガで療養するために仕事を休み、給与を受けられない場合は「傷病手当金」が支給されます。
自宅療養でも大丈夫で、支給額は1日につき標準報酬日額の2/3相当額が支給されます。
4日以上休んだ場合に4日目から支給され、給料が支払われても傷病手当金の額より少ない場合はその差額が支給されます。
健康保険の被保険者(保険の対象者)に対して支払われるものですので、配偶者等の扶養になっていて、病気やケガでパートやアルバイトを休んだとしても支給されません。また、国民健康保険にもこの制度はありません。

②出産手当金
健康保険の被保険者が出産のために仕事を休み、給与を受けられない場合は「出産手当金」が支給されます。
支給期間は出産日以前42日から出産後56日までの間です。支給額は、標準報酬日額の2/3相当額です。
国民健康保険の場合は「出産手当金」はありません。

厚生年金保険について
配偶者等の扶養になっている場合を「第3号被保険者」と言います。
年金給付の場合は、この「第3号被保険者」だった場合は、「老齢基礎年金」のみです。一方、社会保険に加入して自分が被保険者(第2号被保険者)になれば、報酬比例の「厚生年金」を受取ることができます。

障害厚生年金が支給されます。
第3号被保険者の障害年金は、国民年金部分の「障害基礎年金」です。病気やケガで、定められた障害等級表(1級・2級)による障害の状態にあるときに支給されます。
第2号被保険者で、「障害厚生年金」になると、障害等級2級に該当しない軽い程度の障害のときは3級の障害厚生年金が支給されます。

また、万が一の場合には、「遺族厚生年金」が支給されます。
第3号被保険者の場合は、「遺族基礎年金」が支給されます。18歳未満の子供がいない場合は配偶者に支給されません。
第2号被保険者で、「遺族厚生年金」になると、子供のいない配偶者にも支給されます。
ただし、共働き世帯で、妻が亡くなった場合の「夫」への遺族厚生年金の支給には年齢制限があります。
妻が亡くなって夫が遺族厚生年金をもらええるのは、「妻の死亡時に55歳以上の場合で、支給は60歳から」です。
18歳未満の子供がいる場合は、子供に遺族厚生年金が支払われます。

パート等で勤務して社会保険の適用になった場合は、「社会保険料」の負担もありますが、加入によるメリットもありますので、双方を考慮して、「働き方」を検討してください。