FP岩崎の「知っトク通信」(遺書と遺言書の違い)

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今回は、「遺言書」についてお伝えします。(^O^)
「遺書」と「遺言書」の違いはご存知でしょうか?

遺書とは「死ぬこと」・「亡くなる」前に自分の気持ちを書くというもので、手紙やメモなどというカタチで記されます。遺書は法的効力を求めるものではないので、所定の書式は存在しません。
英語では、「message」や「letter」や「note」を使うようです。

一方、遺言とは、人の死後の法律上の効力を生じさせる目的で、「遺贈」「相続分の指定」「相続人の排除」「認知」など民法上の一定の方式に従ってする単独の意思表示です。
その内容は、

①財産関係:誰に財産をあげるか、どのように遺産を分けるか

②身分関係:婚外子を認知する、未成年の子の後見人をだれにするかなど
です。

遺言書の種類には、大きく分けて2種類あります。

○自筆証書遺言:遺言の内容、日付、氏名が全て自筆で書かれ、押印する遺言
デメリットとしては、裁判所で検認が必要で、時間がかかります。

○公正証書遺言:公正証書で作成する遺言
デミリットとしては、費用がかかります。

実は、遺産分割で争う事件「遺産分割事件」の遺産額についてまとめた統計によりますと、遺産額が5,000万円以下の事件が75%を占めていて、1,000万円以下の遺産額で家庭裁判所で紛争する事案は約32%になります。

「財産がないからうちは揉めない」ということは、一概には言えません。
遺すお金や譲るお金の意思表示は、残された家族が「争族」にならないためにも必要なことだと思われます。