FP岩崎の「知っトク通信」(ペットに遺産相続)

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今は、ペットブームが真っ盛りです。

ペット保険も急増し、保険会社の数は10社以上になります。その内容は、人間の医療保険と同様、病気やケガをしたときの入院や、通院、手術を保障するものです。
昨今の「動物医療の進化」により、ペット保険に加入する人は年々増加しており、市場規模は約400億円と言われています。
ペットは「家族も同然」という流れは、こうした保険商品にも影響を与えてきていますね。

また、家族も同然と考える飼い主さんの中には「ペットに遺産を遺してあげられたら」と考える人もいるくらいです。

そこで、今回は、家族同然のペットに対して、遺産を残すことができるか?についてお伝えします。

財産を相続するには、権利能力が必要となります。この権利能力は人間だけでなく、会社等の法人にも認められていますが、残念ながら、動物は認められていません。あくまでも法律上は、動物は「物」として扱われます。

「物」に対して「相続権」はないという解釈になります。なので、「ペットの○○に遺産を100万円渡す」などという遺言は無効になります。

しかし、直接ペットに遺産を渡すことができなくても、面倒を見てくれる人に財産を遺して、ペットを託すことは可能です。

これを「負担付遺贈」といいます。遺言書を作成し、財産をあげる見返りに、一定の義務を負担してもらう遺贈のことです。
例えば、長女には「ペットの○○を面倒見てもらいたいから、その分ある程度のお金を遺してあげよう」というものです。
ここで注意しなければならないのが、「遺言書」は遺言者が一方的に書ける内容で、受贈者には放棄する権利があります。あらかじめ、信頼できる人に遺贈するということと、事前に承諾を得ておく「お願いしておく」ほうが確実性を高めることができます。

また、遺言執行者を指定しておけば、受贈者が財産だけ受け取って、ペットの世話をしない場合に世話をするように請求が可能になるので、遺贈の確実性を更に高めることができます。